マインド

あなたの思考力を遮るアウトプットの先延ばし癖の話。

気付けば前回の更新から半年も経過。

お久しぶりです。鴨井です。

いつも継続して発信しようと決意するものの、なかなかそれが習慣化されない。

しかし今日は久しぶりにやる気が出たので、なんか一個記事書こうと思い、こうして執筆をしているわけです。

先日このようなツイートをしました。

このブログのタイトルは何を隠そう、「ニート体質」です。

そんな体質のぼくだから、これまで数々のタスクを先延ばしにしてきたという事実を否定することはできません。

その先延ばし癖により、大学に入るまでに余分に2年の時間を使っていますし、卒業もストレートにはできていません。もちろん全てが先延ばしが原因だとは言えないですが、それでもこの先延ばし癖が原因であることは間違いありません。

しかし、人間、ここぞって時には、何かをこなさなくてはならないものです。

そんな誰でも抱えている先延ばし癖ですが、先延ばしというと、いわゆるタスクのことを思い浮かべる人が多くないですか?

しかし先延ばしというのは何もタスクだけではないのです。他にも色々なことを先延ばしにしながら人間生活をしています。

そしてそこには必ず何らかの負の感情があります。ここをどのようにして乗り越えていくか。

この先延ばしと戦うことこそ、人生そのものだと言っても過言ではありません。いや言い過ぎかw

しかし先延ばしで人生を損しないように、普段から塾の生徒にする話があります。今回はその話を共有します。

鴨井 拓也
鴨井 拓也

とは言え、やっぱりやりたくないものはやりたくないよね。

なぜ先延ばしするのか?

そもそもなぜ先延ばししてしまうのか。

それは結構単純で、その物事をこなす際に、なんらかのネガティブな感情があるからです。そしてそのネガティブな感情を緩和させるために、その嫌な対象を見て見ぬフリをしようとするのです。

これが先延ばしの根本の原理ですね。

この先延ばし、誰でもきっとやってると思いますよ。僕も日々タスクを先延ばししながら生きてます。

学生時代は学校の宿題は本当にギリギリにやってました。夏休みの宿題とか9月1日になってから開始してたかな。毎年朝の6時半くらいにようやく終わるんですよね。7時に家を出ないといけなかったので本当にギリギリw

社会人になってからはやりたくないタスクのオンパレードです。自分のやりたいことに専念するために起業したのに、結局どこに進んでもやりたくないことはこの世に存在するんですよね。

鴨井 拓也
鴨井 拓也

なんでこんなに人生辛いの?

一方で先延ばしといっても、ただやりたくないことをやらない、というようなものだけではなく、もっと根深い先延ばしのパターンがあります。今日は先延ばしの中でも、より深刻な先延ばしのお話です。

先延ばしのパターン

まずは先延ばしのパターンに関して、わかりやすいものから盲点になっているものまで確認していきましょう。

タスクの先延ばし

こちらは非常にイメージしやすいですよね。日々人間は何かをやらないといけないのではないかと思います。

そのタスクの中でも何らかの価値基準により、ネガティブな感情が生じてしまうタスクほど、優先順位が落ちます。

どのようなタスクが先延ばしになるかは人によって様々ですよね。

自分の苦手なことだったり、もしくは期限がまだまだ先のものであったり、そこまで重要ではないものであったり。

アウトプットの先延ばし

先ほどのタスクの先延ばしはかなりイメージしやすいと思いますが、タスクの先延ばしだけではなく、なんならもっと深刻なのがこれだと思ってます。

それがアウトプットの先延ばしです。

どういうことかと言うと、例えばこれまで入念に準備を重ねてきたにも関わらず、いざ本番になると恐怖などのネガティブな感情から、アウトプットすることそのものから逃げようとしてしまうことです。

結構真面目系の人にありがちな問題なのではないか?と思いますが、いかがでしょうか?

とある男子生徒の話

普段僕は慶早進学塾という大学受験向けの学習塾を経営していて、生徒の指導をさせていただいていて、特に今年しつこくこの事を話す生徒がいます。

その子は二浪の子。昨年から慶早進学塾に通ってくれています。

結構自分に厳しいタイプの子で、塾には毎日朝から通ってくれていますし、夜もかなり遅くまでいます。

そういうわけで勉強量は何も問題ないのですが、いつも決まって以下のことで失敗してきています。

  1. 完璧主義的発想から、期日までに全ての内容を完了させてこない。
  2. 模試になると急にできなくなる。

普段からすごく努力しているのに、肝心なところで結果を出すことができない。そのような状態に陥ってしまっている人多くないですか?

真面目なのはいい事です。しかしあなたは何のために勉強(努力)をしているのだ?という話なわけです。

もちろん勉強そのものには色々な目的があると思います。しかし大学受験生が毎日10時間も勉強するということは、それは大学受験で結果を残すため、それ以外の理由がどこにあるのでしょうか?

その中で、結果を残すことを回避してたら目も当てられません。

鴨井 拓也
鴨井 拓也

2年も受験勉強延長したんだから、今年は課題克服して受かろうぜ!

原因

さて、このアウトプットの先延ばし癖によって、結果を出す事ができなくなる人は以下の特徴があります。

①完璧主義

日頃から過程における完璧さを求めてしまう人は非常に多いと思います。僕もこだわっている分野に関してはどちらかというと完璧主義のタイプなので気持ちはわかります。

しかし最初から完璧さを追求しようとすればするほど、何もできなくなってしまうんですよね。そうではなく、未完成の状態でも構わないから、どんどんアウトプットを重ねていき、その都度改善を重ねていくというアプローチの方が、問題点にすぐに気づくことができ、成果をより出しやすくなっていきます。

小さいことにこだわって、全体を見失ってしまう人は要注意です。

②思考することからの逃避

色々な人と接してきて、僕はこれが非常に多いなと感じています。自分自身の頭で考えることをしないで、そのまま知識として入れて終わり、とするパターンです。

このタイプの人は、事前準備はものすごくしっかり行います。コツコツ真面目に取り組むことのできる人が多い印象です。

しかし思考することから逃げてしまうために、事前に準備したこと、言われたことしかできません。いわゆる指示待ち人間の多くはここに該当するのではないでしょうか?

考えることを放棄するので、あまり機転は利かないですし、想定以上の成果を残すことは非常に難しいでしょう。

前に書いたこちらの記事にも同じような内容が書かれています。

いずれにせよ、先延ばしというのは何もタスクだけのことではないんですよね。

先延ばし対策

ではこのアウトプットの先延ばし癖はどのようにしたら解消するのでしょうか?

分からないは禁句

まず第一に思考力、アウトプット力がない人にはこれを徹底させるようにしています。思考力のない人の常套文句ですね。

「分からない」と言われてしまったら、その時点で議論が終わってしまいます。そして「分かる」という状態が訪れないまま時間だけが過ぎ去ってしまいますよね。(誰かが教えてくれれば別かもしれませんが。)

つまり、これは「分かる」という状態を先延ばししていることと同じことなのです。それくらい罪深い発言ですよ。

思考力のない人はまず「分からない」と言うのをやめ、その場で「分かる」ようになるための何かをやらせるべきです。

それは調べることかもしれませんし、人に聞くことかもしれません。もしくは一回ヒントをもらって自分で考えてみることかもしれません。その手段は何でもいいです。

「分かった」という状態になるまで、「分からない」状態で止めないようにすることが何よりも大事です。

その場で何とかする。

先ほどもお伝えした通り、このタイプの人は準備することにかけては他の追随を許しません。毎日毎日懸命に努力を重ねています。

もちろんその努力が報われるのであれば、それでいいと思います。しかし肝心の本番でやるべきことに集中しないといけません。本番でやるべきこととは、その場で自分自身がやるべきことに専念し、それをやりきることです。

しかし、準備ばかりする人は、その意識が非常に薄く、その場で何とかするということから逃げます。自分の準備が足りなかったからだとか、まだ自分の実力が足りないから仕方ないというような言い訳を並べ、その場から逃げます。

それではいつまで経っても結果は出ませんよね。

はっきりしておきたいこととして、どれだけ準備を重ねたとしても、完璧な状態になることはないということなのです。その人が命をかけて取り組んでいることだとしても、完璧な状態なんてあり得ないのです。

そのいつ訪れるか分からない完璧を夢見て、その場でやれることをやらないで誤魔化すんですよね。

大事なところで結果を残すことができるようになりたかったら、準備にばかり意識を向けないで、常にその場で結果を残すこと、またその場で自分が本当にやるべきことに専念しきることを徹底しましょう。それくらいこの意識は重要です。

自分自身のやっていることに責任を持つ。

会社経営をやっていて、色々な生徒やスタッフと接する中で、核心に近いことが、今やっていることにどれだけの責任を持って取り組んでいるか、ということです。

今取り組んでいるものを何としてでも成果に繋げるという気持ちがあれば、今自分自身がやるべきことに専念できるようになるはずです。

しかしアウトプットもそうですし、その他のタスクなどを先延ばししてしまうということは、結局、自分自身でそこに対する責任を負っていないということを意味すると思うんですね。

先延ばしできるということは、その場ではなんとかしなくても大丈夫だと心の底では思っていたり、もしくは誰かがなんとかしてくれるだろうという気持ちもあったり。

確かに誰かが何とかしてくれる問題なのであれば別にそれでも問題はないですが、最後は自分で何とかしないといけないこともありますよね。

そういった意味で、自分自身が取り組んでいること、また自分自身そのものにどれだけ責任を持つかということは非常に重要だと言えます。

結局全て責任を自分で持っていれば、結果に対する責任が生まれ、何かしらの手を打つことに繋がりますからね。

おわりに

どうせなら何かに取り組むなら結果を残したいじゃないですか。

それに何だかんだ言って、過程よりも結果が評価されるのが世の常です。もしこのアウトプットの先延ばしで結果を残せない体質になっているのなら、まずは今すぐその場でなんとかするという意識を持ってみてください。できることの範囲が一気に広がると思いますよ。

鴨井 拓也
鴨井 拓也

結果を残せるカッコいい人になろうぜ!

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