2016年10月末のこと。
ついにその時がやってきました。
僕は秋になってからずっとこの日を待っていたのです。
そう、待望の新型MacBook Proが発表されたのです。
当初はMacBook Proと同時に新型MacBook Airも出るのではないかと言われていましたが、結局はMacBook Proのみの発表でした。
とはいうものの、僕はちょうど一年前からMacBook Pro Retinaを購入してからというものの、すっかりMacにはまってしまいまして、今では仕事もプライベートでもこのパソコンが欠かせません。
まだ使い始めて1年ちょっととは言え、物凄く気に入っているパソコンの後継機が発表されたら確認しないわけにはいかないじゃないですか。
というわけで10月29日を楽しみに、ずっと待ち続けていたんですよ。
そして発表後一ヶ月間ずっと思い悩んでたことがありまして、こうして記事となったわけです。
Contents
普段愛用しているMacBook Pro Retina
僕が普段愛用しているパソコンはMacBook Pro Retinaの13インチです。
これ。
MacBookやAirほどではないものの、持ち運びに優れ、またスペックも僕にとっては十分なもの。
完全に仕事の相棒です。
さて旧MacBook Proのスペックはこのような感じ。
僕が使用しているものには色がついてあります。
13インチRetinaディスプレイモデル: 2.7GHz (MF839J/A) |
13インチRetinaディスプレイモデル: 2.7GHz (MF840J/A) |
13インチRetinaディスプレイモデル: 2.9GHz (MF841J/A) |
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筐体 | 高精度アルミニウムユニボディ | ||
プロセッサ | 2.7GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.1GHz) オプション:2.9GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.3GHz) または、3.1GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.4GHz) |
2.9GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.3GHz) オプション:3.1GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.4GHz) |
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三次キャッシュ | 3MB共有(3.0GHzデュアルコアIntel Core i7時は4MB) | ||
メモリ | 8GB 1,600MHz DDR3Lオンボードメモリ(オプション:16GB) | ||
ストレージ | 128GBフラッシュストレージ (PCIe) |
256GBフラッシュストレージ (PCIe) |
512GBフラッシュストレージ(オプション:1TB) (PCIe) |
光学ドライブ | 外付けApple USB SuperDrive(別売) | ||
グラフィックス | Intel Iris Graphics 6100 本体ディスプレイで標準解像度、最大2台の外部ディスプレイで最大3,840 × 2,160ピクセル表示を同時サポート |
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カメラ | 720p FaceTime HDカメラ | ||
ディスプレイ | Retinaディスプレイ:IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、2,560 × 1,600ピクセル、解像度227 ppi、数百万色以上対応 | ||
接続および拡張性 | MagSafe 2電源ポート、Thunderbolt 2ポート2基(最大20Gbps)、USB 3ポート2基(最大5Gbps)、HDMIポート1基、ヘッドフォンポート、SDXCカードスロット(ギガビットEthernet、FireWireは別売りThunderboltアダプタで対応) | ||
オーディオ | ステレオスピーカー、デュアルマイクロフォン、ヘッドフォンポート(オーディオライン出力、Apple iPhoneリモート&マイク付きヘッドセットに対応) | ||
ワイヤレス | 802.11ac Wi‑Fiワイヤレスネットワーク接続、IEEE 802.11a/b/g/nに対応、Bluetooth 4.0ワイヤレステクノロジー | ||
入力装置 | フルサイズバックライトキーボード、環境光センサー搭載 感圧タッチトラックパッド |
||
バッテリーおよび電源 | リチウムポリマーバッテリー(74.9Wh)内蔵、最大10時間(ワイヤレスインターネット閲覧)、最大12時間(iTunesムービー再生) | ||
サイズ・重量 | 高さ: 1.8cm 幅: 31.4cm 奥行き: 21.9cm 重量: 1.58kg | ||
付属品 | 60W MagSafe 2電源アダプタ、ACウォールプラグ、電源コード | ||
価格 | 148,800円(税別) | 172,800円(税別) | 208,800円(税別) |
※新型MacBook Proが発売されてから、どれも2万円程度値下げされた模様です。
2015年の夏頃に購入して以来、1年と数ヶ月の間、このパソコンは本当によく頑張ってくれました。
そもそも旧MacBook Pro Retinaの13インチは、MacBook Airの13インチと重さが220gしか変わらない上、性能は圧倒的にProの方が上。
また15インチだと重量が2kgを超えてしまうため、持ち運びにはやや不便なところがありました。
こういった点を考慮した時に、旧MacBook Pro Retina 13インチはスペックと重量のバランスが非常によく、扱いやすいパソコンだったと言えるでしょう。
今回発表されたもの
さて今回はMacBook Proのみの発表でした。
発表前はMacBook Airも発表されるのではないかと言われていましたが、MacBook Proシリーズのみの発表であり、またその発表内容から事実上、MacBook Airは消失したのではないかと言えるのではないかと思います。
詳細はこちら。
MacBook Pro 13-inch Touch Bar なし(Late 2016) |
MacBook Pro 13-inch Touch Bar あり(Late 2016) |
MacBook Pro 15-inch (Late 2016) |
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ディスプレイ | 13インチRetinaディスプレイ | 15インチRetinaディスプレイ | |
解像度 | 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi) | 2,880 x 1,800ピクセル(220ppi) | |
Touch Bar | なし | Touch IDセンサーが組み込まれたTouch Bar | |
プロセッサ | 2.0GHzデュアルコアIntel Core i5 (Turbo Boost使用時最大3.1GHz)、4MB共有L3キャッシュオプションで 2.4GHzデュアルコアIntel Core i7 (Turbo Boost使用時最大3.4GHz)、4MB共有L3キャッシュ に変更可能 |
2.9GHzデュアルコアIntel Core i5 (Turbo Boost使用時最大3.3GHz)、4MB共有L3キャッシュ
オプションで |
256GBモデル 2.6GHzクアッドコアIntel Core i7 (Turbo Boost使用時最大3.5GHz)、6MB共有L3キャッシュオプションで 2.9GHzクアッドコアIntel Core i7 (Turbo Boost使用時最大3.8GHz)、8MB共有L3キャッシュ に変更可能512GBモデル 2.7GHzクアッドコアIntel Core i7 (Turbo Boost使用時最大3.6GHz)、8MB共有L3キャッシュオプションで 2.9GHzクアッドコアIntel Core i7 (Turbo Boost使用時最大3.8GHz)、8MB共有L3キャッシュ に変更可能 |
RAM | 8GB 1,866MHz LPDDR3オンボードメモリオプションで16GBに変更可能 |
8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリオプションで16GBに変更可能 |
16GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ |
ストレージ | 256GB SSD
オプションで |
256GB SSD 512GB SSD512GBモデル オプションで 1TB SSDに変更可能 |
256GB SSD 512GB SSD256GBモデル 512GB、1TB、2TB SSD に変更可能512GBモデル 1TBまたは2TB SSDに変更可能 |
本体サイズ | 30.41 × 21.24 × 1.49 cm | 34.93 × 24.07 × 1.55 cm | |
重量 | 1.37 kg | 1.83 kg | |
グラフィック | Intel Iris Graphics 540 | Intel Iris Graphics 550 | 256GBモデル Radeon Pro 450 (2GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載) Intel HD Graphics 530オプションで Radeon Pro 460(4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載)に変更可能512GBモデル Radeon Pro 455(2GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載) Intel HD Graphics 530オプションで Radeon Pro 460(4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載)に変更可能 |
通信 | Bluetooth 4.2 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.5GHz/5GHz) |
||
カメラ | 720p FaceTime HDカメラ | ||
ポート | Thunderbolt 3 (USB-C) ポート × 2 | Thunderbolt 3 (USB-C) ポート × 4 | |
オーディオ | ハイダイナミックレンジステレオスピーカー 2つのマイクロフォン 3.5mmヘッドフォンジャック |
ハイダイナミックレンジステレオスピーカー 3つのマイクロフォン 3.5mmヘッドフォンジャック |
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トラックパッド | 感圧タッチトラックパッド | ||
バッテリー | ブラウジング:最大10時間 iTunesムービー再生:最大10時間 |
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カラー | シルバー / スペースグレイ | ||
価格 | 256GB:148,800円〜 | 256GB:178,800円〜 512GB:198,800円〜 |
256GB:238,800円〜 512GB:278,800円〜 |
https://corriente.top/post-25310/より引用。
このような3タイプが発売されました。
左からTouch Barのない13インチタイプ、Touch Barのある13インチタイプ、そして15インチはTouch Barのあるモデルのみで、この計3種類です。
Touch Bar始め、今回のモデルは以下の点で注目されているようです。
Touch Bar
さっきからTouch Barを連呼しているわけですが、そもそもTouch Barは何かというお話です。
キーボードで1番上の列が省かれ、ここに高精細なOLED(有機EL)ディスプレイと静電型マルチタッチパネルを組み合わせたもののようです。
うん?
いまいちよく分からない。
写真を見てみるとこんな感じ。
要するに一番上の列のキーボードがなくなった代わりに、スマホのようにタブレット的な操作ができるようになったもののようです。
ちょっと使ってみないとなんとも言えないのが正直な所。
重量の軽減(=MacBook Airの存在価値の消失)
少なくとも僕にとってこれが最重要。
東京と岐阜を行き来する生活を送っている中で、極力荷物の重量を減らしたいというのがあります。
その中で仕事道具として必須のパソコンの重量が軽くなるのは本当に素晴らしいことです。
今回のMacBook Proは13インチ、15インチ共に大幅に軽くなっていて、13インチでは1.37kg、15インチで1.83kgです。
特に13インチのTouch Barのないモデルに関して、重量がAirとほぼ変わらない点、スペックも3シリーズの中で一番低いとは言え、Airよりも上です。
それに加えてディスプレイは格段に綺麗なわけですから、Proという名前をつけているものの、事実上、Airの後継機がProのTouch Barのないモデルであると言えるでしょう。
また15インチに関しても2kgを大きく下回ってきました。
モバイルを想定している人であっても、15インチは現実的に選択肢に入れられるようになったのではないかと思います。
Thunderbolt 3(USB Type-C)のみ
従来のMacであれば、USBポートとか、Magsafeとか、HDMIとか色々なものが使用できる状況でしたが、今回のMacBook Proは全てThunderbolt 3(USB Type-C)に統一されました。
充電も含めです。
これは評価が割れるかもしれませんね。
普段からThunderboltを使用している人やあまりパソコンとその他周辺機器を繋がない人は問題ないかと思いますが、そうではない人も多いはず。
よってこれが足枷となって購入を見送るという判断は当然出てくるでしょう。
キーボードの変化
従来型のファンクションキーから、現在のMacBookでも使用されているタイプのキーボードに変更になりました。
これが新MacBook Proのキーボード
これが旧MacBook Proのキーボード
先日Touch BarのないMacBook Proを体験しましたが、思ってたよりタイピングしやすい印象です。
というか今使用している、旧MacBook Proのキーボードよりも使いやすいかもです笑
最初こそ違和感が拭えないかもしれないですが、キーボードに関してはよほど操作性が悪くない限りは使ってるうちに慣れていくものだと思いますね。
スマホも替えてから最初1週間は使いにくさしかないですが、いつのまにか慣れてしまいます。
要はそれほど僕の中では重要なファクターではないということです。
オススメのモデルは一体…
さてここまで新型MacBookを検証してきたわけですが、結局3シリーズの中でどのモデルを購入するのが良いのでしょうか。
非常に悩みます。
悩みまくりです。
かれこれ一ヶ月悩んでいます。
とりあえず少なくとも言えるのは以下のような感じです。
比較的安価に購入したい、高度なスペックを必要としない
新型MacBook Proであれば13インチのTouch Barのないモデル一択でしょう。
Proという名前はあるにせよ、Airの後継機的な側面が強いモデルですから、普段から重い作業をそこまでしない人、それでいてバランスの良いモデルといったら間違いなくこれでしょう。
実際販売されてから迷わずこのモデルを購入した人も多いはずです。
(余談ですが、普段学習塾を経営しているのですが、ちょうどMacの発表の時期ととある生徒の合格発表の時期が被ってたことがあったのですが、その生徒は合格を勝ち取った瞬間、親に頼んでこのモデルのMacを購入したようです笑
僕の影響ですっかりMac信者に笑)
ただ僕の場合は、今使用しているMacよりもスペックが劣るものを選ぶことはしたくないのと、そこそこ重い作業をすることもあるので、このモデルはないかなあといった感じです。
最高のスペックのパソコンが必要な場合
この場合は15インチのMacBook Proかと思います。
特に動画編集やデザイナーでしたら、やはりスペックの高い機種は持っておくべきですし、実際パソコンの性能一つでさ作業効率が大きく変わるはずです。
僕は旧MacBook Proだったら13インチ一択だと思っていましたが、やはりこの方面の方々だと15インチを使っている人が多い印象でしたし、13インチよりも15インチの方が良いという声も多く聞きます。
13インチTouch Bar VS 15インチTouch Bar
ですが製品が良くなったあまりに生じる問題に僕は今悩まされています。
まあ用途がはっきりしてるのなら決断は早いんですが、僕の場合だと少し微妙です。
そもそも僕がパソコンに求める条件は以下のようなものです。
- マックスではないにしろ、ある程度高いスペック
→仕事で普段パソコンを使用していること、現在使用している旧MacBook Pro Retina 13インチを下回るスペックのパソコンを購入する意味はないため。 - ある程度軽量なもの
→岐阜と東京を行き来するため、軽いパソコンが手に入るとかなり楽。 - 価格はさほど気にしない。
→一応商売道具のため価格最優先で購入するということはないという意味。もちろん安いに越したことはないけれど笑
さて、このように考えた時、選択肢は13インチのTouch BarありのMacBook Proか、15インチのMacBook Proの2択になるわけで、そこですごく頭を悩ませているのです。
悩んでいる理由は以下の通り。
15インチの軽量化
旧MacBook Proの15インチは重さが2kgを超えるものだったので、持ち運びには不便と判断し、購入には至りませんでした。
しかし今回は重量が1.8kgということで今使用しているものより精々200g重くなった程度なので、購入の選択肢に入ります。
13インチだとメモリ増加が必須
現在使用してる旧MacBook Proはメモリを増やさず8GBのまま購入しました。
ほぼ大半の作業では問題ないのですが、一部の作業だと重くなってしまう現象に悩まされることがありました。
まあ我慢できる範囲なのですが。
今後数年間使用していくと考えると、13インチを購入した場合は間違いなくメモリは増やして購入することになります。
問題はメモリを増やした13インチと、15インチのパフォーマンスの差がどの程度なのか、ということですが、少なくとも現状では具体的にどこ程度数値に開きがあるのかが分かりません。
困ったもんです。
13インチの軽量化はやはり魅力的
やっぱり最も頭を悩ませているのはこれでしょうか。
普段使用しているものよりも軽くなる、それもスペックを向上させて、というのはこれ以上ない魅力です。
実際に新型MacBook Proを触って見たときに、今使ってるものよりもだいぶ軽いなという印象はありました。
結局の所、今使用してるものよりも軽くしてバランスの良いモデルを購入するか、今使用してるものよりも少し重くしてよりスペックの高いモデルを購入するか。
まあなんだかんだ13インチを購入するのかなという気がしますが、実は購入前のこの悩みが実は一番楽しかったりするのではないかと思ったりもするのです。
まとめ
結局僕はこの記事を書いていても13インチと15インチのどちらを購入するのか決まらなかったわけなのですが、とりあえず最低限の新型MacBook Proの情報はお伝えできたはず…!
もしMacBook Proを購入された方は感想をぜひぜひ僕まで教えてください。
早く僕に最も相性の良いMacBook Proを手に入れたいものです。
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