多くの人が最も悩むのが人間関係です。学生の時は学校や友達との人間関係、社会人になってからは職場の人間関係。恋人や結婚後のご家族や嫁姑問題で頭を抱える人もたくさんいますよね。
僕も比較的人間関係のトラブルに悩まされる方です。
結構人の細かいことが気になってしまったり、それからどうしても相手に忠告してしまいたくなってしまい、それが行き過ぎた結果修羅場を迎えたりすることなんてよくあります。
人それぞれ人間関係で色々な悩みを抱えています。
僕が完全に自分の人間関係を改善できるかどうかはまあ別として、結構人間関係のトラブルや悪化の原因ってシンプルなんですよね。
もしなんかうまくいっていないなと思ったら、この内容を思い出してもらうといいかもしれません。
まあ思い出したところで僕はどうせまた同じ失敗繰り返すんだろうけどな。
Contents
人間関係のトラブルの原因
そもそもなぜこれだけ多くの人が人間関係で頭を抱えるのでしょうか?
考えたことありますか?
これに関しては結構シンプルで、一言で言うのなら、自分は相手のことをコントロールすることができないからです。
この話はこの記事でもしています。
人間がコントロールすることができるのは、現在の自分自身です。これ以外ありえません。
自分自身のことであっても、過去に起こったことを元に戻すことはできないですよね。また未来の自分だって現在の自分がいきなり操作することもできないです。
未来の自分が変わっていくのはあくまでも現在の自分の積み重ねでしかないので、結局コントロールすることができるのは現在だけ、ということになります。
またあくまでも現在の自分だけをコントロールすることができるのであって、他人のことをコントロールすることもできないです。どれだけ相手のことを好きでも相手を完全に自分の思う通りに動かすことはできないですし、ましてや相手が思ってることを自分の思い通りにするとかまず無理です。
そう、相手を自分の思う通りにすることができない、だから皆人間関係で悩むのです。
人間関係を悪化させた例
もちろん僕も幾度となく人間関係を悪化させてきました。
特にそれが自分の好きな人だったら辛いですよね。自分の話でこんな話があります。
いつだったかは誤魔化しますが、当時結構好きな女性がいました。その人とは月に一回程度会うくらいの関係性だったのですが、その人は普段からあまり頻繁に連絡を取るタイプではなかったのです。
僕は別に連絡にそこまで特別なこだわりはなかったですが、まあそこまで返信が遅い方ではないです。しかし相手からは本当にびっくりするくらい返信がかえってこないのです。1週間は当たり前。2週間が平均。1ヶ月後くらいに忘れた頃に返ってくるなんてこともありました。
こんなことがあると、さすがに僕も考えるわけです。「この人は僕のことをどう考えているんだろうか?」って。
その割に会ったらめちゃくちゃ話が盛り上がる。しかも何だかんだ会うこともできる。だいたいこういうのって脈がなかったらフェードアウトするじゃないですか。混乱も良いところです。
結局この子とはこの連絡の行き違いや、予定をすっぽかされたことが原因で僕もだいぶ怒ってしまい喧嘩に発展してそれっきりという感じなんですが、どれだけ良いなと思ってる人でも相手のことをコントロールすることなんてできないんだなと思った瞬間です。
特に恋愛で自分のことをどのように思っているか不安になって、相手をコントロールしようとしてしまうこと多くないですか?僕もこのような痛い経験をしたことがあり、相手のことを考えられていなかったなと反省しています。
相手が好きであればあるほど相手のことが気になるよね。
人間関係を悪化させる「真面目さ」
さて、先ほどの例は結構分かりやすかったのではないかと思いますが、「真面目さ」が仇となって、人間関係を悪化させてしまうことが思ってるよりも多いんですね。
真面目であるがために、人間関係を悪化させる。僕私はこれだけ相手のため、コミュニティーのために頑張っているのに、なんで悪く言われないといけないんだ?
そう思った人、ぜひここからの話を読んでほしい。そのあなたの真面目さ、頑張りが色々ややこしくしていませんか?
人間関係悪化の流れ
先日Twitterでこのようなツイートをしました。
こちらのツイートを見てください。
誤字があるのは許してねw
順番に解説しましょう。
〇〇の状態でありたいorこうしなきゃいけない。
人が何か努力を重ねるのって、この二つのどちらかを満たすからだと思います。
例えば先ほどの僕の例であれば、自分の好きな人と付き合いたい、良い関係でいたい、とか。もしくはこの人に良く思われたいとか。そこから派生して、このような男性であるべきだ、とかですね。
これが仕事の場合は、真面目に働かないといけないとか、指示はしっかりと守らないといけないとか、まあ色々あると思います。
こういった何らかの自分の理想状態を目指したり、また自分の基準を下回らないようにするために、努力を開始します。
このくらい頑張ったぞ!
理想が高ければ高いほど、また自分の基準が高ければ高いほど、努力を重ねていきます。そして努力すればするほど、リターンを求めるようになります。その努力が辛くてきついものであればあるほど、それに見合うだけのリターン、報酬が欲しくなってきます。
そりゃそうですよね。成果が全く見込めないのにいつまでも努力を続けられるほどメンタル強い人はそんなに多くないはずです。心の中ではどこかにリターンを求めているはずです。
その状態で相手を見る。
今回は対人関係の話です。ある程度自分で努力を重ねた時に、ふと相手のことを確認する瞬間があると思います。
恋愛であれば、相手に合わせて自分がずっと頑張ってきて、その肝心の相手の様子はどうなんだ?って気になりますよね。
一方で仕事の場合は、何かを確認するためというよりはふとした瞬間に相手の仕事ぶりが見えてしまうことがあると思います。ここからがまずいんです。次のステップです。
なんでこんなに相手は適当なんだ?
このように思ってしまうわけです。
僕私はあなたのためにこんなにも頑張っている。こんなにも色々なことを犠牲にしている。なのになんであなたは頑張っていないどころか、こっちの頑張りに気づいてすらもいないのか?って。
仕事の場合は、こっちはこれだけ色々なことに気を遣って仕事をしているのに、なんでお前はこちらに合わせることもできないのか?とか。
まあ色々なケースがあるとは思いますが、要するに相手との絶望的なギャップを感じてしまうのです。
この瞬間本当に辛いですよね。特に恋愛の時はまじで笑えなくなるくらいきついと思います。
相手を攻撃し始める
あまりにも相手とのギャップが激しくなり、それに耐えられなくなると、何が起こるか。
相手を攻撃し始めます。もしくは何らかのリターンを相手に求めようとしてしまいます。これまで頑張ってきましたからね。何かリターンがないと納得できませんよね。気持ちは分かります。
しかし、残酷な現実があります。その努力、頑張りはあなたが勝手に始めたことなのです。どれだけ相手のためだとか言ったとしても、それを相手が本当に求めていたのでしょうか?
そうではないはずです。それ以外の別の動機があってそれで頑張り始めてるはずです。そしてその動機は相手にはきっと関係のないことだと思うのです。
どちらが悪い?
これってどちらが悪いんでしょうね?まあさすがに状況によるかなと思いますが、相手からしたらお前の頑張り努力なんて自分には何も関係ないよ、好きにしろよって話だと思いますし、一方で相手はもう少し空気は読めよとも思うかもしれません。
しかし相容れないものは相容れないのです。その状態でさらに何かを相手に求めようとすること、それが一番の悪なのかもしれません。
人間関係を悪化させないために
こんな感じで、真面目な人、頑張り屋さんな人ほど上記のような人間関係の悪化の流れを辿っていきます。
人間関係が円滑になる最大にして唯一の秘訣は、「相手を受け入れる」ということです。
どれだけ仕事ができるとか、どれだけ顔が良いとか、スペックが高いとかそういうのは一切関係ないです。人間関係が良好な人はより広く相手を受け入れることができている人たちです。そう言われたら納得しませんか?
真面目な人、きっちり基準を守ることができる人は、それを守ることができる故に、それを守れない人を理解できないのです。まあ理解できないくらいだったらまだいいですね。問題はこれです。
相手に厳しい=相手への期待値が高い
まず間違いなく人間関係を悪化させてしまう人は、上記の理由など、なんらかの流れを経て、相手に求めるものが大きくなったり、相手への期待値が高くなったことにより、そのギャップに耐えられなくなった結果、相手を攻撃します。
攻撃した結果、トラブルが表面化するという流れです。
そして理想が高い人、自分に厳しい人はまず自分を追い込みます。そしてそれがいつの間にかリターン欲しさに色々なことを相手に要求してしまうんですよね。だからトラブルの原因になってしまうのです。
そしてこういうケースのタチが悪いのが「自分は正義」だと思っているということ。正義の反対が悪だなんて言いますが、違いますね。正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義です。
正義同士がぶつかるのです。自分が絶対的に正しいと思っている場合、要注意です。
自分と他人は別
人間、どれだけ相性がよかったとしても、相手をコントロールすることはできません。
自分には自分の考えがあり、当然相手には相手の考えもあります。もちろんいくらなんでも相手のことがないと思ったら、それを主張する権利はあると思います。しかしそれと同時に相手もその主張を聞く権利もあれば聞き流す権利もあり、絶対にその話を聞かないといけないわけではありません。
それにそんなに相手のことが嫌だったら、相手から離れるという選択肢だってありますからね。結局自分の思う通りに相手を動かそうとするのは傲慢という他ないということです。
それよりも、一回落ち着いて、「相手を受け入れる」ことをやってみたらいいのかもしれません。まあこういう人もいるか。みたいな感じですね。
これが仕事だったらどこまで自分の責任で介入すればいいかが難しいかもしれませんが、少なくともこの考えがあるだけでかなり精神的に楽になるはずです。
ここ最近、自分の周囲で色々な人間関係の悩みを抱える人が多くて、ああそういえば自分にも昔こういうことがあったなと思い出して書いた記事です。
僕もイライラしてきたら相手へ攻撃しがちなので、気をつけたいですね。あなたもまじで気をつけて!
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