ようやく2020年度の慶早進学塾の合格実績が出揃いました。
今年は色々あって、結構きつかった年でしたが、なんだかんだ過去最高の結果となりました。
その辺も含めてここで総括しようと思います。
Contents
2020年度慶早進学塾合格実績
まずは2020年度の主要な合格実績をここで出しておきます。
国公立大学
岐阜大学医学部医学科(岐阜校)(後期入試)
大阪大学経済学部経済学科(岐阜校)
大阪大学外国語学部外国語学科(オンライン)
東京外国語大学国際社会学部南アジア専攻(岐阜校)
東北大学経済学部文系(岐阜校)
岐阜薬科大学薬学部薬学科(岐阜校)
東京医科歯科大学歯学部口腔保健衛生学(岐阜校)
千葉大学文学部人文学科行動科学コース(推薦入試)(岐阜校)
金沢大学人間社会学域経済学類(岐阜校)
金沢大学理工3学類(大垣校)
三重大学工学部機械工学科(大垣校)
静岡大学人文社会科学部経済(大垣校)
静岡大学人文社会科学部経済(大垣校)
都留文科大学文学部英文学科(大垣校)
千葉県立保健医療大学健康科学部リハビリテーション学科(岐阜校)
私立大学
慶應義塾大学文学部(自主応募推薦)(オンラインコース)
慶應義塾大学商学部(指定校推薦)(オンラインコース)
慶應義塾大学経済学部経済学科(A方式)(岐阜校)
慶應義塾大学経済学部経済学科(B方式、世界史受験)(オンライン)
慶應義塾大学経済学部経済学科(B方式、日本史受験)(オンライン)
慶應義塾大学理工学部学問D(岐阜校)
慶應義塾大学商学部(A方式)(岐阜校)
慶應義塾大学商学部(A方式)(岐阜校)
慶應義塾大学商学部(A方式)(岐阜校)
慶應義塾大学文学部(オンライン)
慶應義塾大学総合政策学部(オンライン)
早稲田大学文化構想学部(新思考入試)(岐阜校)
上智大学経済学部経営学科(岐阜校)
詳細は以下から。
※MARCH・関関同立は多数なので、以降は割愛します。
2020年度の特徴
まず、今年、慶早進学塾史上初めて国公立大学医学部医学科の合格者が誕生しました。
一昨年、私立大学医学部医学科の合格者は出ていましたが、国立医学部はやはり難しいので、これは非常に嬉しいです。
また最も強みにしている慶應義塾大学の合格者数がかなりインフレしています。(13名中9名合格!!)
一般入試、推薦入試、AO入試、色々な入試を片っ端から研究してきたので、その成果がようやく出てきました。
総じて、間違いなく過去最高の合格実績ですね。
その要因を順番にあげていけたらと思います。
過去最高の合格実績の要因
オンラインコースの充実化
オンラインコースは、通常の校舎に通うコースよりも難しいコースだと思っています。
オンラインだと、意識をしないとコミュニケーションを取る回数が減ってしまうため、常に意識的にこちらから連絡を取ることが重要です。
ここは常に講師に口を酸っぱくして伝えていることなので、講師が自ら生徒と連絡を欠かさずにとってくれていたことが非常に大きかったです。
特に世に出ている、授業をテレビ電話や電話で行い、あとは放ったらかしというスタイルのオンライン塾・コースばかりですが、あれは本当に意味ないです。
これだと浪人の子は実質宅浪と変わらないですし、授業の時間以外は完全に自分の力だけで勉強しないといけなくなるので、それだと厳しいですよね。
この辺りが徹底されたことで、在籍者10数名のうち、オンラインコースだけで6名が慶應に合格しました。慶應志望の子は多いとは言え、もちろん全員ではないので、かなりの合格率だったと思います。
大垣校の仕組みの完成
大垣校は2018年4月に開校し、ちょうど2年が経過しました。
この2年で大垣校も完全に岐阜校と遜色ない状態まで持ってこれたと思います。スタッフと生徒たちのおかげです。
特に大垣校は、早慶志望よりも圧倒的に国公立志望の子が多く、大垣校だけで、金沢大学、静岡大学(2名)、三重大学、都留文科大学の合格者が出ました。
また国公立以外でも、名城大学が受験者全員合格(8名中8名)を果たすなど、着実な成果を挙げられています。
大垣校はこれまで岐阜校やオンラインコースほど最難関大学を志望校にする人が少なかったので、その辺りの大学を受験する人が増えてくると、更に結果が良くなりそうです。
これからが楽しみですね。
岐阜校は例年通り
正直に言って、この1年は社員が退社したり、次を見据えて一気に人を採用したりしたため、岐阜校は内部がかなりバタついていました。
一時は少しまずいなと思いましたが、最後は気合でなんとかしたような感じですね。
特に今年は2年間くらい岐阜校に通ってくれていた、「古参」の子たちが例年よりも多く、そういう子たちが安定して合格してくれたのが本当に良かったです。
結果、岐阜校単体で見たら例年通りくらいの結果になったと思います。
添削指導の充実化
これまで塾を経営していて、最も学力と指導のスキルが求められるのが、この添削指導だと思っています。
これまではここだけは常に自分だけでやっていましたが、ようやく任せても大丈夫だと思える講師(かつての教え子)が出てきたので、2020年度は彼と二人三脚でやってきました。
特に慶應義塾大学の小論文指導(特に文学部、総合政策学部の合格は間違いなくここが大きいです。)、国公立大学の現代文の記述対策(阪大合格はここが非常に大きかったです。)、AO入試の書類の添削指導などでかなり成果を出すことができたように思います。
ダメだったところ
逆にダメだった、納得できなかったこともあります。
岐阜校がバタついた
色々体制を変えようとする中で、思うようにいかなかったことが非常に多かった一年でした。
自分自身の経営のスタイルの良い部分も見えたり、逆に悪い部分も見えたような印象です。
自分の中では、このまま進めていっても未来がなかったり、先細りでしかないと思い、動かそうと思っていたことでも、そもそも現状をあまり変えたくないという人も多くいたり、非常に難しいところですよね。
またこれまで、ひたすらワンマンで仕事をしてきたものの、そこへの限界を感じていたので、どうやって仕組みを作ったり、ノウハウを統一したり、またスタッフを育てたり、色々試しながらようやく先が見えてきたような形です。
2020年3月から、早稲田卒の弟が入社してくれ、岐阜校の責任者として働いてくれています。
弟の写真がこれ。
岐阜校で、「弟に才能全部持っていかれた」とか、「兄をデトックスしたらこうなる」とか生徒から言われまくってるんですがw
いや「兄をデトックスしたら頭しか残らねえよ」という声もあり、塾やってる身からしたら安堵?
働き始めて1ヶ月ですが、もうすでに生徒やスタッフからの信頼も集められてるようで、一安心です。
また僕自身も弟との会話はスピーディーで、こちらの感覚の部分もすぐに理解してくれるので非常に助かります。
この辺はさすが兄弟といった感じ。
また理系科目に特化した社員も4月から本格参戦してくれることも決まっており、彼らにこれまでのノウハウを浸透させていけば、更に岐阜校は良くなっていきそうです。
ノウハウを言語化していなかった
岐阜校を設立したのが、今から4年前。最初は本当に死に物狂いで働き、最初1ヶ月で売上1500万円を達成し、その後3ヶ月程度で生徒がいっぱいになったんですね。
おかげさまで最初から生徒に恵まれたこともあってか、これまでの自分の考えやノウハウを言語化してこなかったのが、起業してから最大の反省です。
今急ピッチで進めていますが、間違いなくこれをやってこなかったから、歩みが遅れてしまったと思っています。
またこれをやっていない分、当然スタッフ間でのスキルの差も顕著になりますし、結局こういう後から効いてくるような未来を作る仕事の比率を自分自身もっと増やしていかないといけないと思う次第です。
世の経営者の方、きっとこの部分で悩まれてる方多いと思うのですが、いかがですか?
次年度の展望
次の一年は以下のことを頑張っていきたいと考えています。
ノウハウ、マニュアルの整備
今年は僕は岐阜と大阪を転々とする生活になりそうなんですが、特に夏までは思ってるよりも余裕のある時間が多そうで、そこでどれだけこれまで培ってきたものを文章に落とし込めるかが鍵だなと思ってます。
社員教育
3月に弟が入社し、4月に一人、夏に2人それぞれ入社することが決まっています。
完全にワンマンが脱却できそうで、社員と共に頑張っていきたいですね。
そのためにも、社員が早く軌道に乗れるようにしっかりとサポートしていかないといけないと思います。
大阪校を軌道に乗せる
この1年で大阪校を岐阜校と同等の状態までもっていくつもりです。
久しぶりに自分が直接的に関わる立ち上げということで、テンション上がります!
岐阜校を最初に作った時を思い出します。
あの時とは違い、大阪にツテがあるわけではないので、自分の実力が試されます。
岐阜にもう1校舎設立する。
おかげさまで岐阜校は毎年60〜70名くらいまで生徒数が増えます。
夏頃に定員近くになり、募集を止めることになっているので、今年は岐阜にもう1校舎設立したいところです。
それを見越して、新たな社員を複数名採用しているので、今のうちに良い教育をお届けできるよう、スタッフの教育を進めていきたいです。
まとめ
やっとやりたいことに対する土台ができてきました。そういうことをあまり気にせず急拡大みたいなこともまあやろうと思えば普通にできるんですけど、あまりそういうことはしたくないんですよね。
このくらいの規模の時にどれだけ作り込めるかでこの先が決まってくると思うので。
スタッフ一同今年も頑張っていくのでよろしくお願いします!